その名前を聞くと輪っか状に石を並べてある絵を想像し浮べていたのだが、ストーンヘンジはもっとたくさんあって、たくさんある石たちの総称をストーンヘンジ呼び、その中の中心的場所があの場所だということだ。
ちょっと愛らしい顔した石も
僕がストーンヘンジについてあった知識は出鱈目で「現代人がたまたま見つけた遺跡みたいなものでどうやって石がこうなったのか解らない」というもの。または「マザー2というゲームで宇宙人と交信できるような不思議な場所」、といったようなある種のカルト的な雰囲気でしかない場所だった。
イギリスに向かう前に買ったブルータスのイギリス特集でYMOのロンドン公演の際に、YMOの3人が訪れたとき「石を触ると不思議な感覚があって、3人でたくさん写真を撮った」と記述があり、なんだがワクワクしていた。
残念ながら今は保護のためにストーンヘンジに直接触れる事はできないが、コースに沿ってかなり接近はできる。保護のためビジターセンターからバスで現地には向かう、ビジターセンター横にストーンヘンジがあって窓から眺めても味気ない、草原の真ん中にポツンと佇むストーンヘンジという景観をイングリッシュ・ヘリテイジという団体が守っているようだ。
当日は小雨が降っており、ストーンヘンジ周辺は開けた高原という環境もあって強風に吹かれた小粒の雨がチクチクと痛いくらいだった。カメラを向けても水滴が付いてしまう悪い環境で、ストーンヘンジ周辺にやってくる小鳥たちをのどかに眺めてゆっくりした気分になろうにもなれはしなかった。だがその存在感と謎めいたロマンは引き付けるものがあった。
カッパが飛ばされそうなくらいの強風で雨粒がレンズに、、。
・この石群は西のウェールズから運ばれてきたらしいが、なぜわざわざそんな事をしたのか?
・そもそもこの並びは何のためなのか?(一説には作物の周期をみるための日時計の役目があったとか)
・近くの川「リバー・エイボン」までの利便性が悪いのはなぜか?
・ストーンヘンジを中心として回りには集落があったようだが、風が強く決して住みやすいとは言えない環境なのに4500年前の住民はなぜここを選んだのか?
・ストーンヘンジの中心とその他の外側の部分の役割が謎だったり、人類の歴史と、神秘的な空気を感じる事ができる珍しい場所だ。
様々な生活用具に満ちた世界にいきる僕たちは
この石の向こうにどんな生活をみばいいのだろう
この石の向こうにどんな生活をみばいいのだろう
しかしながらストーンヘンジは歴史的な建造物としてのストーンヘンジと意識される前からパワースポットだったらしく、それは今も言われ続けいているようだ。東京ができる前から田園調布に住民がいた古墳がでてきたように、古墳が出るような土地には昔から人の住んだ名残のある場所であり、何かしら特別な雰囲気があり、この石たちがウェールズから人類によって運ばれてきたように、自分の日常に落ちている石たちも何かしらの意図があって漂流してきたものもあるかも知れない。




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