田舎にいけばラウンド・アバウト式交差点で信号はない
かつてブリテン島にローマ人の進行があった際に、ローマ人はお風呂好きだったのでバースという街に数多くの浴場が作られた。ローマ人が退いてアングロサクソン人が住むこととなったがアングロサクソン人はお風呂にはいる習慣がなかった。なのでバースの浴場は数年に渡ってほとんど使われることはなかった。しかしエリザベス王朝になると貴族・王族が保養地としてバースを使うようになる。東京でいう湯河原・熱海くらいの感覚だろうか、貴族・王族の人々はここに来て優雅に時間を過ごすという行為をステイタスとしていた。それに憧れた中流・労働階級は次第にお風呂という習慣を身に付けてゆく。ご存じのかも知れないが、バースは現代のバス(お風呂)の語源でもある。
この街はガイドブックなんかでみると、ローマみたいな感じだしイギリスぽくないから興味もイマイチなんて思っていたが、そうやって2つの人種によって維持された面白い文化が見えてきた。人間と水の関係は面白い。
またその当時の外観をいまでも維持しているというのは興味深い、ただ外観はローマ建築だが中身はプライマークやスーパードライ、M&S、スミス等馴染みのチェーン店が並ぶ大型なショッピングセンター街である。日本では何も無いところにデベロッパーが構築してゆくために似たり寄ったりのショッピングセンターが多くなってしまうが、ロンドン市内しかり外観を大事にするヨーロッパ・スタイルには憧れてしまう。
こじんまりしたかわいい商店も
何百年もたった古い街が現代にショッピングセンターになっている光景は、日本のシャッター街になってしまっている商店街にも何かできるような希望にもなる気がする。











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